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京焼と仁清
2007.03.22
京都の器を語るとき、まず仁清という名工が存在したことを忘れてはならないでしょう。
京焼を完成させた仁清(1615?1655)は江戸初期に活躍した陶工で、京都仁和寺の中に窯を造り御室清右エ門としましたが、のちに仁和寺の仁と清右エ門の清を取って仁清と名のったのです。
仁清の創作の主たるものは公家社会を中心とする富裕層対象の茶道具で、当初より日常什器の生産はありませんでした。その作品の多くは釉薬の上に色絵の具で絵付けする上絵付けの技法を用い、金銀を多用した上品なもので、今では美術館などに保存されています。
仁清の作風は京焼の基礎となって脈々と受け継がれ、現在京陶器の専門店では仁清流の器が数多く取り扱われています。
ここに掲載した作品をはじめとする仁清写しの陶器は、うるはし堂で取り扱っております。お客様には1個のご注文から承り、ご注文分だけ制作したものをお届けします。詳しくは、うるはし堂までお問い合わせください。