PICKUP 職人の手で仕上げる特別な別注のれん
2017.06.19
昨年秋、手織りの麻のれんを中心に扱うとある京都の企業とのご縁がありました。京都の職人が分業制で生地を染めて仕立てていく、特別な別注のれんをぜひ作ってみませんか。
お見積りの際には以下の項目についてご希望をお伺いいたします。迷われる場合はお気軽にご相談ください。
のれんのお見積りについて
全体の大きさと連数を決める
横幅と長さ、全体の寸法をご指定ください。仕切り用なら間口の幅に対してマイナス5cmくらいが一般的です。玄関のれんは、大きめなら堂々としたたたずまい、小さめなら抜け感のあるすっきりとした雰囲気に仕上がります。お好みでサイズをお決めください。
割れの数を何連にするか、割れの幅サイズをどれくらいにしたいかもご指定ください。
生地によって原反幅が異なるため、ご希望の幅でご用意できない場合もございます。綿生地は原反幅が大きいため、ある程度ご希望のサイズに合わせてお作りすることができますが、麻生地は原反幅が二種類あり、その幅と割れの数で調整してご希望に近いサイズをご提案し、お作りします。
生地を選ぶ
手織りの麻を中心とした種類豊富な麻生地のほか、綿ブッチャー、帆布などをご用意しています。素材や織り方によって雰囲気が異なりますのでお好みでお選びください。
生平麻(きびらあさ)
縦糸・横糸ともに手績みの麻糸を手織りした、麻らしいシャリ感が魅力の生地です。天日干しで自然に色を落として明るくした天然の生成り色。光を通すとほどよく透け、情緒的な雰囲気を醸しだします。
色染めの麻生地
あからじめ色染めをほどこした生平麻の生地も選べます。麻の風合いを生かした自然な色合いをご用意しています。
染め方を選ぶ
染色作業は、京都の熟練の職人が味わいのある仕上がりに向けて、手作業で染めていきます。主な染め方は二通りあり、特徴も異なります。
顔料プリント
顔料プリントは、型やヘラを使って生地の表面に顔料をのせる方法です。本染めより価格はリーズナブルで、仕上がりまでの日数も短めです。
細かな図案やかすれた筆文字表現に適していますが、基本的には裏面まで色が浸透しないので、きちんと裏抜けせず、プリント部分が顔料で少しごわついた仕上がりになります。
本染め
本染めは、染めない部分を糊でカバーした上で、空中に張った生地にハケなどで染料を染みこませていく方法です。蒸し、洗い、乾燥、と工程が多いため、すこし日数がかかります。
本染めは細かいかすれた表現は不得意ですが、裏まで染料が通るので生地のごわつきも無く、裏側から見てもきちんと染め抜かれた正統派の仕上がりです。店名部分は生地色を活かし、背景だけお好みの色で染めたい場合は、本染めで染色します。
棒通しと縫製仕上げを選ぶ
染めが終わった生地は、仕立て先へ。京都では昔ながらの分業制で、染めや仕立てなどそれぞれの加工を得意とする職人が担当します。縫製作業もひとつひとつ手仕事で丁寧に仕上げます。
棒通しと縫い下がりの仕立て方法は、それぞれ二通りからお好みでお選びいただけます。
縫い下がりのつなぎ部分の縫い方は、二通りから選べます。かがり縫いと本縫いで雰囲気が異なりますので、お好みでお選びください。縫い下がりの長さも指定できます。
ご注文枚数
1枚からご注文いただけます。顔料プリントの場合は一つの型を利用してプリントできるので、一度に複数枚お作りいただくと割安になります。洗い換えをご準備されたり、夏用のれんは麻、冬用のれんは綿で、と使い分け用に複数作るのもおすすめです。
防炎加工オプション
室内、特にビル内でお使いの場合は防炎加工が必要です。屋外で使う場合は、雨などの影響でシミになりやすいので防炎加工はおすすめしません。
納期
加工内容や混雑状況によっても納期は変わりますが、目安としては本染めの場合は3週間程度、顔料プリントは10日程度の納期がかかります。
のれんのご注文につきましては、 お問い合わせフォーム よりお気軽にご相談ください。