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深い味わい、呉須絵付けの器


白い磁器を青一色で清々しく彩る染付。この染付に用いられる顔料が、青藍色のコバルト土を原料とする呉須とよばれるものです。


呉須にはいろいろな種類があり、その表現によって器が非常に美しく見えたり、高価に見えたり、あるいは品悪く安物に見えたりします。ですから呉須には大変重要な役割があるわけです。


染付宝袋波紋7寸皿

染付宝袋波紋7寸皿

染付菱紋山水長角

染付菱紋山水長角


ここでご紹介する2点は、深みのある呉須の色が重厚さを表現しています。また口縁に施された銹釉も、全体を古風に引き締めています。呉須の濃淡から滲み出る器の趣きを、ぜひ味わっていただきたいと思います。


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