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朱雀道具シリーズ「京巻き鍋と油缶」
2008.09.08
「京巻き鍋」とは、昔から京都の料理屋さん御用達の玉子焼鍋のことです。ダシをたっぷりと含んだ卵をふっくらと何重にも巻き上げるために、鍋の形が細長くなっているのが特徴です。
また、鍋自体の熱が引き起こす曲がり、歪みなどを抑えるために、縁を鉄枠で補強しています。内側はもちろん錫(すず)引きです。既製品の銅鍋は薄い錫メッキしか施されていないので、ダシをたっぷり含んだだし巻が当たりやすい(焦げつきやすい)のですが、朱雀シリーズの京巻き鍋は錫をしっかり手塗りしているので、だし卵の油なじみがよく、焦げつき防止の効果をはっきりと実感していただけます。
これも京都にしか売られていない京巻き鍋用の油缶です。使い方は右側に入れた油を脱脂綿などにしみ込ませて、左側の穴の開いたスノコで余分な油を落とします。スノコの下は右の油入れにつながっていて、落とした油を再び使えるので無駄がありません。
この京巻き鍋や油缶は他府県ではなかなか手に入りません。京都で修行され、他府県に戻られた方がお電話で、「どこそこの料理屋で使ってたものを!」とおっしゃって注文いただく場合がよくあります。
イマイ厨房ではこうした京都独特の物をはじめ、裏ごし・雪平鍋・卸金・骨抜きなどの道具や、手造りの銅・真鍮・アルミ製容器を「朱雀シリーズ」として取り揃えております。何かお探しの物がございましたら、ぜひイマイ厨房までお問い合わせください。