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嘉峰陶苑のうつわ

京都五条坂は古く江戸時代中期より陶磁器の世界に多くの名工を輩出した地域です。現在も清水六兵衛窯、三浦竹泉窯、高橋道八窯など日本を代表する名窯が存在しています。今回は、そうした歴史ある地域にあります嘉峰陶苑のうつわをご紹介いたします。嘉峰陶苑は大正時代からの創業で、現在で4代目の嘉峰さんになります。



こちらの器はひとつひとつ轆轤などで成型され、粟田焼の様式で焼かれています。粟田焼の特徴は、土色は白いのですが焼上がりが暖かみを感じさせるアイボリー色になるところです。この生地に綺麗な色絵付けを施し、古来より抹茶碗などの茶道具を中心に製造されてきました。


粟田三色木賊四角小鉢 8×8×高さ3.8cm

粟田三色木賊四角小鉢 8×8×高さ3.8cm

粟田三色木賊八角小鉢 9×9×高さ3.5cm

粟田三色木賊八角小鉢 9×9×高さ3.5cm

粟田五色糸巻角皿 16×16×高さ2.5cm

粟田五色糸巻角皿 16×16×高さ2.5cm


粟田五色糸巻角皿は、たたら造りの生地に五色の線が糸を巻いたように表現されています。


他の小鉢は薄く造られた生地に三色の木賊(とくさ)模様が描かれ、非常に繊細な印象のうつわに仕上げられています。


今回ご紹介した器については、うるはし堂までお問い合わせください。