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随所に趣向をこらした和包丁
2011.07.01
包丁にも力を入れているイマイ厨房です。今回はそれぞれに趣向を凝らした和包丁三点ご紹介します。
一挺(丁)目は素材として最高級の白一鋼を使用したふぐ引先寸です。白一鋼は刃の切れ味が増す炭素を多く含み、不純物が非常に少ない特性を持っています。形は柳刃と少し違って先端部分が鋭く切れ込んでいて、この形状により刃先を最も有効に活用できます。柄(え)も通常は上部にのみ水牛材を使いますが、朴(ほお)材を上下で挟み込む高級感ある仕様です。
二挺目は素材に銀三鋼を使った柳刃包丁です。銀三鋼とはステンレス鋼の事で、鉄鋼の包丁では、料理素材の塩気や、蓮根、茄子などで包丁が変色するので、主にお寿司屋さんなどに適した素材です。この包丁は平(刀身のしのぎ筋から峰までの平な部分)に家紋を施しています。料理人の手元に家紋が垣間見える、ちょっと粋ですね。柄(え)の部分には紫檀を使っています。お値段は水牛柄と同等ですが高級感があります。
最後の一挺はこれも銀三鋼を使った包丁です。これには桜紋様の彫りを施しています。図柄は他にもございますのでご相談ください。柄(え)は桜材に水牛材の八角柄をつけて、色目も趣きも少し晴れやかな感覚に仕上がっています。朴(ほお)とはまた違った風合いです。
これらの包丁は素材、形、銘、柄など自由に組みあわせる事ができ、ご予算に沿ったご自分の組み合わせで包丁をお作りいたします。ご興味をお持ちの客様は、イマイ厨房までお問い合わせください。